KORGシンセサイザー

KORG 01/w / 01/w fd / 01/w pro / 01/w proX

基本情報

内蔵電池:ソケットCR2032

FDD:ダイレクトドライブ(Alps DFR423E02A) 

ファクトリープリセット:ROM(Globalメニューから) 

液晶パネル:Optrex DMF5005N 参考リンク: https://www.facebook.com/notes/isamu-ganmo-nakamura/鍵盤ネタsp-002korg-01w-fd-オーバーホール/920959674639218 (ELシート交換) 備考:pro、proXはピアノ音色が異なる 

不具合症例: ・操作ができて、バックライトも点くが、液晶表示されない場合は電源のマザー供給部分に不具合

KORG 01/w FD オーバーホール

 
今日のお題はKORG 01/w。人気モデルM1、Tシリーズに続くKORGのフラッグシップモデルです。発売年は1991年。嘘か誠か、元々はM1の10倍素晴らしい後継機としてM10の名前を与えられていたはずが、ひねりの無い名前と社長から駄目だしされて、逆さまに掲示したところ、そのまま01Wとなったそうです。正式にはゼロ・ワン・ダブリューと読みます。これの88鍵モデル01/w proXは (重くて動かせないという事情もあり(笑))うちでは最も長くメインの座に君臨しています。

 

このモデルに使われている液晶は当時KORGとYAMAHAに多く使われていましたが、十中八九、経年によりバックライトが劣化しています。今回の目的はこのバックライトを交換する事ですが、パネルを外すには、ほぼ全てのパーツを取り外さないといけないので、ついでに効きが悪くなっているスィッチや、メモリー保護用の電池もメンテしてしまいます。

 

1)まずは簡単に動作確認。この個体は比較的程度が良く、全鍵盤発音良好、スィッチ不良一箇所、レバー不良、FDD良好という状態でした。

液晶は室内の照明でやっと見える程度です。

 

2)裏面から外していきます。ネジは色違いを除けば4種類、場所別で統一されているので、管理は楽です。裏面は全部同じサイズですが、ワッシャーの有無に違いがあります。

 

3)メイン基盤を外して電池交換。M1と同じくソケット式なので簡単です。

 

4)FDDユニットを外します。このネジは鍵盤ユニットの固定ネジも兼ねています。シンセにはあまり使われていないダイレクト駆動タイプのドライブです。

写真忘れたので、5)の鍵盤外した後の写真です。

 

5)鍵盤ユニットを外します。YAMAHA製のFS鍵盤です。両サイドのネジと、4枚のプレートで固定されています。 両サイドのネジは太めのネジが使われています。

 
 

 

6)コントロール基盤を覆っているアルミカバーを外します。

 

7)鍵盤ユニットのプレートを固定しているフレームを外します。

ネジを外して左に引き抜きます

 

8)電源ユニットを外します。

 

9)出力基盤を外します。

右下の茶色い基盤ですV・ω・V

 

10)コントロール基盤を外します。

 

 

11)ここでやっと液晶ユニットを外す事ができます。

 

 

12)横の端子の半田を吸い取ります。

 

13)液晶ユニットの基盤とパネルの間に薄い定規を突っ込んで、ELシートを貼り付けている両面テープを剥がします。

 

14)ELシートのサイズは145×42。今回は千石電商の「切れるELシート」を使用しました。実際にはこれの一回り小さいサイズでも大丈夫ですが、調整が面倒なので同じサイズで作成します。

 

15)端子は銅テープを加工します。端子位置の関係で片方の端子がもう片方を横切らないといけないので、テープで絶遠します。

 

16)ELシートの両面は高電圧になりますので、絶遠のためにラミネート加工します。ダイソーで入手できる、シールタイプのラミネートフィルムの硬い方だけを使用し、両面から貼ります。

 

元々の状態の様に両面テープを使うと滑りこませないので、少し嵌め込み抵抗が残る程度にラミネートフィルムのサイズを加工し、基板側に残っている粘着だけで固定します。

 

17)電源に繋いで点灯チェック。

 

18)逆の手順で組み上げていきます。FS鍵盤の取り付けネジとあと一箇所(場所失念)を除き共通サイズのネジです。内部には金色の、外装には黒色に着色されたネジが使用されています。

 
 

 

19)01/wはM1と違い、ファクトリープリセットをROMに持っているので、GLOBALメニューから工場出荷時の状態に戻す事ができます。予想通り、これでレバーも効くようになりました。他の機種でも、物理的に破損していない限り、レバーの動作不良はソフトウェア側の設定で直る事が多いです。

 

プリセットリロードの方法はこちらを御覧ください。
http://indra.com/~cliffcan/01globmo.htm#How%20to%20Re-Load%20the%20Factory%20Settings

 

20)これで完成です♪

 

閲覧ありがとうございましたV・ω・V

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